打撲(打ち身)

打撲とは?

打撲は、衝突や転倒などで強い衝撃を受けることによって起こる筋繊維や血管の損傷のことです。打ち身と言われることもあります。
体をどこかにぶつけた、何か体に当たった、転んで地面にぶつけた等で痛みがあれば、打撲だと思われます。

打撲は靱帯のほとんどの場所で起こる怪我で、転倒や衝突、打撃などの主に鈍力の作用によって関節や筋肉、スジなどを傷めた状態をいいます。
多い打撲の例としては、尻もち等で臀部打撲、転倒等で肘部・膝部打撲等があります。


打撲の程度が軽い場合の症状は、打った部分を圧迫した時に感じる痛みですが、程度が中等度以上になると腫れや熱感のある痛みが起こります。皮膚や皮下組織の血管や筋肉に傷がついて内出血を起こすことも多く、患部に青いアザができたり血腫という血の塊ができたりしてケガをした付近が動かしにくくなります。


打撲は、選手同士で激しくぶつかる競技中に起こることが多く、特にラグビーや格闘技、サッカーなどは打撲が起きやすいスポーツです。


打撲は軽度であれば、基本的には自然に治るものです。
しかし、内出血がひどかったり、痛みが続く場合は専門家を訪ねてきちんと施術をしてもらいましょう。


捻挫と同様に軽視されがちですが、場合によっては施術が長期に及ぶ場合もあります。特に、血腫が瘢痕(はんこん)といって硬い塊になったりすると厄介になるので、早めに治療しましょう。

打撲の原因

打撲の原因で多いのは、転倒や落下や衝突です。打撲は日常生活の中でも非常によく起きます。例えば、机に太ももをぶつけたりドアで頭をぶつけたりなどの生活する上での動作で簡単に起こるのです。


スポーツが打撲の原因となることも非常に多いです。中でも選手同士で激しくぶつかる競技中に起きることが多く、ラグビーや格闘技、サッカー、バスケットボールなどのスポーツでよく起こります。


また高齢者の場合、足腰が弱いためバランスを崩してつまずいたり階段から転落したりすることで打撲を起こすこともあります。


ちなみに、当院で来院するケースで多いのは、転倒した後に来院する場合です。膝や腰、お尻を地面に打ち付けた後から痛みがなかなか引かないので来院される方が多いです。


打撲の症状

打撲の主な症状は、内出血と腫れ、痛みです。打撲した部分や打撲をした部分の周りが炎症を起こすため、痛みや腫れが起こります。皮膚が青紫色に変わっている場合は、内出血を起こしている可能性が高いです。
多くの場合、打撲をすると打撲をした直後よりも時間が経ってからの方が強く痛みを感じます。


軽い打撲の場合は、約1〜2週間で腫れや痛みはおさまります。
しかし、重度の打撲の場合は、初期の適切な処置とその後の施術で、痛みの軽減速度や良くなるまでの期間が全く変わってきます。場合によっては骨折していたり、体の中の器官までダメージを受けることがあります。そして、合併症として骨化性筋炎(※1)やコンパートメント症候群(※2)などを起こさないようにしていくことが大切です。


※1 骨化性筋炎:筋打撲や肉離れの後に筋肉部分が骨化する合併症。原因ははっきり分かってはいませんが、腫れや内出血を出さないように初期の適切な処置と、患部の安静が重要と考えます。


※2 コンパートメント症候群:前腕や下腿の筋区画(コンパートメント)の内圧が骨折や打撲などにより高まり、動脈が閉塞されることによって起きる筋肉や神経の阻血障害。

打撲の応急処置

ケガをしたときには、すみやかに「PRICES」処置と呼ばれる応急処置を行うことが大切です。
*以前は「RICE」でしたが近年は「PRICES」の6文字に増えてきています。


PRICES処置とは・・・


PROTECT(保護)
十分に注意を払いながら速やかに安全な場所に移動させましょう。


②REST(安静)
痛いところを動かさずに安静にしましょう。


③ICING(冷却)
捻挫をした箇所を冷やしましょう。
冷やすことで腫れてきて熱を持つことを防ぎます。
冷湿布を使いがちですが、冷やす力は腫れには弱いので保冷剤がお勧めです。


④COMPRESSION(圧迫)
足首がどんどん腫れてくる!といった場合は損傷の程度がきついので、それ以上の腫れを防ぐために包帯やテーピングで圧迫します。
あまり強く締めすぎると血流が悪くなって逆効果になるので自分で行う場合は数時間ごとに巻き替えてください。


⑤ELEVATION(挙上)
腫れや出血などを防ぐのに足の下にクッションを入れて横になり、心臓よりも上にしましょう。


STABILIZATION/SUPPORT(安定・固定)
患部を固定して安定に保つことで、筋肉、腱、靭帯などの修復がとても効果的に行われます。


打撲は軽いものなら放っておいても痛みは取れますが、重度の場合は打撲した部分が硬くなり、その部分で肉離れ等が起きることがありますので、しっかりとした施療をオススメします。
単なる打撲(打ち身)などと侮らず、
痛みの強い場合や痛みが長引いてるときは早めにご相談ください。

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