冷え性や肩こりの緩和も。筋膜が集まる耳の周りから自律神経にアプローチする方法(引用記事)

疲れ・痛み・不安は「自律神経」で解決

「疲れが取れない」「肩こりがつらい」「漠然とした不安感がある」など、
さまざまな心身の不調とも関わる自律神経。
そのバランスを整えるために、今日から簡単に実践できる方法を専門家に聞きました。

【筋膜が若々しくなれば自律神経も元気に──】


「筋膜はボディースーツのように全身を覆っている組織。
筋肉はもちろん、骨や神経、内臓ともつながっています。
そのため筋膜が元気な状態なら全身の運動機能がアップし、
自律神経もしっかり働くようになります」とは、医学博士の石井正則さん。

しかし、筋膜は加齢や運動不足で表面の水分が失われて硬くなるうえ、
筋膜を構成するコラーゲン線維がゆがんでシワシワに。
また、筋膜とつながった自律神経の機能も、10代後半をピークに低下していくそう。

そんな問題を解決するのが、石井さん考案の「筋膜プリプリ耳ねじり」です。

耳の周りには多くの筋肉と、それを包む筋膜が集まっています。
筋膜は足の裏までつながっており、耳をねじって引っ張ることで全身の筋膜が元気に。
同時に自律神経も刺激され 交感神経・副交感神経のバランスが整います。


「耳の周りには多くの筋膜が集まっています。
呼吸をしながら耳をゆっくりねじって伸ばすことで
リンパ液が満ちて筋膜が潤い、プリプリに。
同時に自律神経も刺激され、交感神経と副交感神経のスイッチが
入りやすくなってそれぞれの機能が高まり、免疫力もアップします。
さらに、首から上の血流を促して冷えを改善。
肩の筋肉がほぐれてコリも和らぎます」

ポイントは痛くなるほど引っ張らないこと。
朝晩1回ずつ行うほか、仕事や家事の合間にも行って。

【「筋膜プリプリ耳ねじり」をすることで期待できること】

呼吸しつつ筋膜をねじって伸ばすと、
雑巾をゆっくり絞ったときのように筋膜の表面にリンパ液があふれ出します。
すると、筋膜がリンパ液で潤い、コラーゲン線維のゆがみも解消されてプリプリに。

筋膜が若返ると、筋膜につながった骨や神経、
内臓などの機能も上がって全身の運動機能が向上。
自律神経も刺激され、交感神経と副交感神経がスムーズに切り替わり、
ともにしっかり働くように。

【「筋膜プリプリ耳ねじり」のやり方】

1)耳の上部をつまみ、ひじを回しつつ後ろにねじる
両耳の上部を両手でつまみ、ひじを開く。
軽く息を吸い、息を吐きながらひじを上に回転させつつ耳を後ろにねじり、10秒キープ。
【ポイント】背すじを伸ばし、両ひじを開いて、ひじの内側を正面に向けるように回転させる。
親指を耳の後ろ、人さし指を耳の前に当て、親指と人さし指で挟むように耳をつまむ。
ひじを上にくるっと回転させ、手のひらを返すようにして耳を後ろにねじる。
2) ひじを外側に広げつつ、耳を横に引っ張る
両耳をねじったまま軽く息を吸う。
息を吐きながらひじを外側に広げつつ、耳を横に引っ張って10秒キープ。
【ポイント】ひじをしっかり外側に広げて。
3) ひじを後ろに引きつつ、耳を後ろに引っ張る
両耳をねじったまま軽く息を吸う。
息を吐きながらひじを後ろに引きつつ、耳を後ろに引っ張って10秒キープ。
【ポイント】できるだけ、ひじを後ろに引く。
4) ひじを下げつつ、耳を下に引っ張る
両耳をねじったまま軽く息を吸う。
息を吐きながらひじを下げつつ、耳を下に引っ張って10秒キープ。
【ポイント】 ひじを下げながら耳を引っ張る。
耳の上部、真ん中、下部の3か所それぞれやってみて!
耳の上部と同様に、真ん中と下部についても1)〜4)を行うと、
さらに効果アップが期待できます。

この記事は、『からだにいいこと』2023年4月号の内容を抜粋・再構成したものです。
引用ページはこちら→冷え性や肩こりの緩和も。筋膜が集まる耳の周りから自律神経にアプローチする方法 (kateigaho.com)

石井正則さん
JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長、医学博士。
自律神経系の名医として幅広く活躍。
著書に『自律神経が元気になる 30秒筋膜プリプリ体操』(Gakken)他。

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