花粉症の症状も和らげる!? 顔のむくみを改善するマッサージとツボ(引用記事)

寒暖差や気圧変動の多い春は、顔のむくみも気になるもの。
ウェザーニュースで最近の顔のむくみに関するアンケート調査を実施したところ、
「少し気になる」が25%、「気になる」が10%と、3人に1人の方がむくみで悩みを抱えているようです。

さらに、今後マスクを外す機会が増えると、
ふとした瞬間に自分の顔のむくみが気になることも出てきそうです。
そこで、源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生に、
解消するためのマッサージやツボを教えていただきます。

【春先に肝臓や胆のうの乱れ】


瀬戸先生によると、
「春先に顔のむくみが気になるのは、東洋医学から見ても不思議ではない」といいます。

「東洋医学では四季それぞれに配当される臓器がありますが、春は肝臓と胆のうです。

東洋医学では、肝臓はとても強い臓器で、
血液の配分や、体や心に必要なエネルギーを増幅など、
様々な働きがあると考えられています。

春は肝臓が力を得るわけですが、エネルギーが強まるため、
うまくコントロールできずに暴走することがあるのです。
それが、気分がイライラしやすくなったり、
体内の水分調整がうまくいかずにむくみにつながるのです」(瀬戸先生)

春先は胆のうが弱りやすい時季でもあります。

「胆のうは肝臓の脇についている臓器ですが、東洋医学では肝臓と兄弟のような関係で、
常に肝臓が暴走しないように見張っていると考えます。また、血液をきれいにする役割もあるとしています。

春先に肝臓が強くなり過ぎ、胆のうが弱ると、肝臓を抑制できず、
血液が汚れて『瘀血(おけつ)』という状態になります。
瘀血は血液が濁ることで、他の体液にも影響が出てむくみとなります。

春は寒暖差や気圧の影響に加えて、こういったことからもむくみが生じやすくなるのです」(瀬戸先生)

【顔のむくみに効くマッサージ】


顔のむくみ解消には、顔や側頭部のマッサージが効果的です。


(1)両手をこすり合わせる
寒いときに両手をこすり合わせる要領で、手を温めます。
手が冷えているときは、お湯やカイロで温めてもよいです。

(2)手で顔を覆う
温めた手で顔全体を覆い、血行をよくします。

(3)顔をマッサージ
指2本で、下唇の下から口の端、鼻の付け根の横のへこみ、
眉頭、眉の上、眉尻、こめかみへとなぞるように、3~5回くらいマッサージします。

「これは、承漿(しょうしょう)、地倉(ちそう)、迎香(げいこう)、山根(さんこん)、攅竹(さんちく)、絲竹空(しちくくう)、太陽(たいよう)のツボを刺激するコースです。鼻水や目の充血など、花粉症の症状にも効果があるので、花粉症でむくんでいる人には特におすすめです」(瀬戸先生)

(4)側頭部をマッサージ
指4本で、耳のきわから頭頂部に向けてマッサージします。

「耳の周りには胆のうに関わりのあるツボが多く、
側頭部をマッサージすることで刺激できます」(瀬戸先生)

【顔のむくみに効くツボ2選】

さらに、肝臓と胆のうの水分代謝によいツボを刺激することで、むくみを解消します。


足臨泣(あしりんきゅう)
足の甲の薬指と小指の骨の骨が交わる付け根にあるツボです。
痛気持ちいいくらいの強さで、1回10秒程度刺激します。
5秒休んだら2〜3回繰り返します。

「足臨泣は胆のうにつながるツボで、むくみに効果的です」(瀬戸先生)

期門(きもん)
乳頭からまっすぐ下に指4〜5本分下がった、
第6肋骨と第7肋骨の間にあるツボです。

「ちょっと響くかも、というところをゆっくり10秒ほど押してみて下さい。
肋骨の上なのであまり強くし過ぎず、2〜3回繰り返します。
肝臓の働きをよくして、水の代謝改善に効果的です」(瀬戸先生)

春先に肝蔵や胆のうのバランスが悪くなると、
イライラしたりちょっとした不調も出やすくなるものです。

今回紹介したマッサージやツボは、そういったことにも効果があるものなので、
継続して健やかに過ごせるようにしていきましょう。

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